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がん教育 | 日本対がん協会

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2014年10月1日 対 が ん 協 会 報 ( 3 )

果と評価をもとに教材の改善、修正を 行い、さらにモデル事業を実践しつつ 報告書にまとめる。その結果、広く学 校現場でがん教育を実践するために学 習指導要領に落とし込めるようであれ ば記載していきたいとの考えだ。  大西さんは「どうしたらより多くの 学校にがん教育に取り組んでもらえる かが一番の課題です」と語る。国が旗 を振ったからと言って学校現場は簡単 に実践できるものではない。学校現場 からは教材や研修などの支援が欲しい との声も多い。外部人材の活用などの 支援策も今後検討会で討議していく。 い合わせてくる自治体もあり、ニーズ

の高さを実感しているという。モデル 校には現在70校ほどが指定されてお り、学年では中学校、高等学校が多 く、小学校が10校程度となった。  1年目の今年はがん教育の目的やあ り方、対象学年の選定などの基本方針 を検討し、全体のフレームワークを固 める。2年目はその基本方針を踏まえ て必要な教材の開発や、外部人材の活 用についての検討を行う。並行してモ デル地域でも教材の作製やそれを使用 した授業や研修などのモデル事業を実 施していく。3年目はモデル事業の成  文部科学省は今年度から「がんの教

育総合支援事業」を開始した。有識者 による「がん教育の在り方に関する検 討会」の設置や、全国21か所の道府 県・指定都市などでモデル事業を行う。 2012年6月に閣議決定された新たな 「がん対策推進基本計画」で、5年以内 にがん教育をどのようにするかを検討 し、検討結果に基づく教育活動の実施 が目標とされたことを受けての新事業 だ。同事業の事務局を務める文部科学 省スポーツ・青少年局学校健康教育課 の大西珠樹さんは今後の予定を「2016 年度までの3年間で検討と実践を積 み重ねた結果を報告書に取りまとめ、 2018年度に予定される学習指導要領 の改訂を視野に中央教育審議会に提出 することを目指しています」と説明す る。

 モデル地域は立候補した所はすべて 指定した。当初11地域ぐらいを想定 していたが予想以上に希望が多く21 か所になった。かなり早い段階から問

シリーズがん教育❶

文部科学省が「がんの総合支援事業」を開始

全国70校がモデル校に

「がん教育」に関する政府と文部科学省のスケジュール(案)

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

政 

文 

部 

科 

学 

「がんに関する検討委員会」 日本学校保健会主催 ○有識者からなる検討会を設

置し学校における「がん教 育」の在り方について検討

がん対策推進基本計画(平成24年6月策定)【平成24年度〜平成28年度までの5年間】

○子どもの頃からがんの教育・普及啓発を行うように求める

「教育」の在り方に関する検討会 文部科学省主催 ○1年目

・「がん教育」の基本方針に ついて検討

※フレームワークの検討

○2年目

・「がん教育」に必要な教材 等の開発

・外部人材の活用方法等に ついて検討

○3年目

・「がん教育」に必要な教材 等の修正

・外部人材の活用方法等に ついて検討

・報告書の作成 ※「がん教育」推進のための準備期間 ○モデル事業の実施

・教育委員会等によるがんの教育用教材の作成

・専門医等の講師派遣   ・教職員用研修会の開催 など ○1年目

 希望地域において、事業 を実施。

○2年目

 基本方針を基に1年目の 実施地域を中心に、地域を 絞って実施。

○3年目

 事業の課題の改善、教材 等を活用して実施。

学習指導要領改訂の必要性について検討

文部科学省HPより作成

「がん教育」の在り方に関する検討会(第2回)

することとした。医師会や校医の活用 など、外部人材の活用についても様々 な提案がされた。

 文部科学省スポーツ・青少年局学校 健康教育課の森良一教科調査官が「次 回はモデル校などでの実践者のヒアリ ングを行い、それを踏まえて骨子を作 って行きたい」と締めくくった。次回 開催は11月を予定。

 9月29日、文部科学省(東京都千代 田区)で第2回「がん教育」の在り方に 関する検討会が開かれた。小学校や高 等学校の教諭や教育委員会、PTAや がん経験者、医師や研究者やメディア といった様々な背景を持つ検討委員 が、がん教育の目標や内容、位置づけ る教科やがん教育の進め方など8項目 の論点について意見を出し合った。特 に教科や実施する学年、進め方につい て熱心に討議された。学年については 子どもの発達段階を踏まえて様々な意 見が出たが、高校を卒業した段階でど んな知識を持っているべきかを想定し て、内容や授業時間数を引き続き議論

参照

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